OLTAの橋山です。 ChatGPTの勢いが止まらないですね。
OLTAでも少し前に全社でChatGPTを導入して業務活用を始めており、ついにGithub Copilotを全エンジニア+BIメンバー向けに導入しました。 このブログでは、そこに至る経緯と実際の活用例についてご紹介します。
きっかけ
2022年12月ごろより、#random や #times などのslackチャンネルでChatGPTの話題が上がるようになってきました。 最初のうちは、個人のアカウントで試してみたり、「こんなことができるよ」という記事の共有が中心でした。
徐々に、対話の中でChatGPTに自我を持たせようと試みるエンジニアが現れるなど、ハックがはじまりました。 また、開発における実装上の質問を聞いて、その精度を確かめるような人も増えてきました。
一晩でChatGPTがslack botとして導入
年が明けるとChatGPTの活用事例が登場し、社内でも期待感と危機感が混じるコメントも増えていきました。 すでに、実装上の課題をビジネスロジックをぼかす形でChatGPTを使って解決するエンジニアも増えてきており、有用性が認識されていきました。
2月には #chatgpt という社内のChatGPTの活用事例を集約するslackチャンネルができ、エンジニアを中心にナレッジやノウハウの共有がはじまりました。 同時に、個人情報の投稿など社内での利用ルールについても情シスメンバーを中心に整理が行われました。
3月には会社のドメインでChatGPT Plusを契約し、自由に使えるようになりました。契約に伴いAPIが利用できるようになり、その日の晩には情シスメンバーが調査を進め、夜が明けたら何食わぬ顔で社内slackでbotが動いていました。
slackbotの元となったOSS
このときは暫定構成として、OSSのコードを社内向けのVPNの提供に使用しているVDI (Amazon Workspace) 上でホストする方法で実行していました。 後に、同じコードを GCE の Container on Compute Engine に移し替えるコンテナ化の対応をエンジニアが実施し、恒久構成として改めました。
ChatGPTでの実験が加速する
今までは、一部の興味を持った個人が自分のアカウントで利用してだけでしたが、社内のオープンチャンネルでslackbotをメンションするだけで使えるようになりました。 それによって社内利用が一気に加速し、エンジニア以外のメンバーも積極的に活用するようになったので、利用ハードルを下げたのが功を奏したと思っています。
以下はほんの一例ですが、色々な業種の人が実際に仕事に活用しています。
会議のタイトルを考えるPdM
また、その週の全社会で、情シスから全社向けに利用促進の案内と運用ルールがアナウンスされ、新しい技術を安全かつ気軽に試せるようになりました。
Github Copilot すごい
時同じくして、年が明けたころよりエンジニアからGithub Copilotの利用を要望する声が上がっていました。 3月になって、実際に有志のメンバーを募ってGithub Copilotの使用感を確認してもらったところ、テックリードの柴田さんより是非導入したいというコメントがありました。
私自身 terraform や Dockerfile の編集で活用してみた結果、補完機能を非常に強力だと感じたため、すぐにCEOと会話して全エンジニアへの導入を決めました。
まとめ
ChatGPTもGithubCopilotもまだまだどのように業務に活用できるか試している最中ですが、既存の業務効率を大きく変えうるものだと思っており、それを会社のみんなにも体験してほしくて一気に導入まで踏み切りました。
今後、効果的な使い方をまとめた記事も出していこうと思っているので、ご期待ください。
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