はじめまして！

2023 年 8 月に OLTA に入社し、現在は法人カード事業の開発を担当している武内と言います。

こちらの記事を読んでくださっているということは、 OLTA の開発組織に対して少し興味があって、どんな雰囲気なのかを知りたいという方が多いのではないかと思います。

そこで今回は、OLTA の開発組織の雰囲気を少しでも知ってもらうために、社内で開催している勉強会について書いていきます！

勉強会はいつからやっているの？

今回説明する勉強会ですが、実は今年 2023 年の 10 月から新たに始めた取り組みなのです。

元々勉強会の音頭を取る人間がいなかったりで社内の勉強会は存在していなかったのですが、私が所属している法人カードの事業では、これまで OLTA で使用してこなかった新しい技術を使っていたので、それらの技術への知見をみんなで深めるために勉強会を始めることにしました。

勉強会はどんな感じでやっているの？

まだまだ始まったばっかりなのでこれから変わっていく可能性はありますが、あくまで現状の実施状況を紹介します。

開催の概要

開催日時としては、隔週金曜日の夕方に 45 分間で行っています。

ただし、45 分というのはあくまで最大の時間として取っているだけなので、発表者が 45 分間話す必要はありません。

発表者が話したい内容が終わって質問もなければ早めに終了も OK というスタンスです。

なお、OLTA は現在週 2 出社制となっており、金曜日は開発メンバーの出社日なので開催は基本的にオフラインとなっています。

オンラインでの勉強会と比べると、参加者同士のコミュニケーションが取りやすいので発表者が終始一人で話し続けて孤独を感じなくて済むというのはメリットとして大きいなとしみじみ感じます(笑)

発表内容

これまで発表会で取り扱った内容としては以下のようなものが挙げられます。

PyConに参加したメンバーがDjangoのORMの仕様について共有。その上で他の言語のORMとの仕様の比較を行ったり、勉強したことからどのように現状のプロダクトの改善ができるかをディスカッション。
Go1.21で加わった新機能についての発表を行う。この時は特にpanic(nil)の挙動変更について掘り下げてみんなで勉強しました。
Nuxt.jsでSSRモードを有効化した際に発生し得る意図しない挙動について共有。

発表のテーマに関しては特に制限を設けておらず、各々のメンバーが興味のあることを発表してもらっています。

発表方法

発表は基本的に希望者がいればその人におまかせしますが、外部の勉強会に行くメンバーがいたら運営から発表をお願いすることもあります。

発表の方法についても現状特別フォーマットは指定しておらず、発表者がその日の題材としている技術記事を見せながら話したり、その場でコードを書きながら発表したりと様々です。

この日はPyConに参加したメンバーによるDjangoのORMについての発表が行われました

実際にやってみて感じたこと

勉強会を始めてみて私が感じたメリットとしては下記が挙げられます。

メンバー間のナレッジ共有につながる
普段自分と接点の無い、他チームの技術の話も聞けて好奇心が満たされる
普段の業務で関わらないメンバーとの交流ができる
発表のために普段よりも質の高いインプットを発表者が自分自身に対して強制できる

特に最後の点は私が強く感じた点でした。

私自身この勉強会の第 1 回目で Go1.21 の新機能についての共有を行ったのですが、 syncパッケージのOnceFunc()を始めとする新しい関数群の使い方や、それに関連する Double Defer Sandwich の実際の使われ方など、知っているつもりだったことでも他人に説明しようと思うと意外と難しいと感じたことが多かったので、発表に間に合わせるためにより多くのインプットを自らに対して強制することができました。

その他にも、私自身は法人カード事業の開発を担当しているため、OLTAやINVOYといった他のプロダクトで使われている技術や、それぞれが抱えている技術的負債について知る機会ができたのも大きなメリットでした。